ポップス、ジャズ・フュージョンシーンで幅広く活動する作編曲家、マルチキーボーディスト、安部潤を中心に、日本を代表するミュージシャン6名によって2019年に結成された、和楽器フィーチュアリング・バンド。

｢このバンド結成に関して、いろんな思いがありました。随分以前から和楽器を生かした音楽活動をしたいという意欲が強かったのですが、吉永真奈（箏）さん、田嶋謙一（尺八）さんという、和楽器の限界を超えた柔軟性を持ち、エモーショナルな演奏をするアーティストとの出会いが、バンド結成の意志を確定させるきっかけとなりました。また、数年前からタイでのフェスに参加したり、現地アーティストとの交流がとても深くなったのですが、その中でタイ音楽業界の重鎮であるサックス奏者、Koh Mr. Saxman氏がリーダーである、タイの民族楽器をフィーチュアしたバンド〝The Sound Of Siam〟との出会いがありました。母国の楽器の存在を尊重し、うまく現代のジャズ・フュージョン、ポップス的サウンドに融合させる見事な調和、とても感銘を受けました。やはり、母国の音楽、楽器は究極のオリジナリティとなります。世界へアプローチするのはこれしかないと思いました。その後、いまや世界的ドラマーである川口千里さん、新進気鋭のサックス奏者、中園亜美さん、T-SQUAREや数多くのアーティストのサポートで有名なベーシスト、田中晋吾さんという皆さんに声をかけ結成に至りました。
坐音（ザオン）というバンド名は、｢The Music、これぞ音楽、人々の心をONする音楽｣という意味からきています。書道家/書家の杉田廣貴氏（https://kokisugita.com/）に発案していただきました。
世界を視野に幅広い活動を目標としたいです。｣ 安部潤